サラリーマンの投資マインド
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本業はあくまでもサラリーマン
本業をおそろかにしてまで副業(=投資)を行うことはあってはならないと思います。
サラリーマンとしての給与が担保されているからこその投資だからです。
従って、日々の株価に一喜一憂することは破滅を誘います。
本業に影響を出しては本末転倒なのです。
もし、私たちの思惑と反し、相場が逆に動いたとします。あなたはもちろん損をします。
気色の悪い表現をしますが、私たちの本業は「プロのサラリーマン」です。
生活に必要な生活費は会社から毎月給与という形で支払われます。
副業が原因で本業に悪影響を与え、本業の成績が低迷することは絶対にあってはなりません。
もしそういったことがあるのであれば、サラリーマンとしての自覚が欠落しています。
第一に、私たちは企業に雇われて、仕事をしています。自分で仕事がしたければ起業すればいいことです。
第二に、安定した所得と休日を保障していただいている変わりに、借金や倒産、過時間労働等という複数のリスクを軽減できています。
第三に、就職活動をして企業に就職することと、資金を用意してアイデアを練り会社を立ち上げることの労力の差は説明する必要もありません。
私たちは社員の全員の生活、社員の家族を守る必要もありません。
業績が低迷した際、魘される必要もありません。
会社が倒産しても、借金を背負う必要も自己破産をする必要もありません、
もし会社が倒産したら、転職をすればいいだけのことです。
サラリーマンの優位性を再確認してから投資に参加するべきなのです。
もっといえば、本業を安定させる前に投資をはじめるべきではないと思います。
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あくまでも余剰資金で投資に挑戦をすること
私たちは、想定の可能な金額を毎月手に入れます。
ボーナス時期にもある程度想定の可能な金額を手にすることができます。
資産運用を行う上で重要なことは、給与所得で実現できない生活レベルに絶対に上げてはいけないということです。
具体的には、実力以上の住宅ローンを組む、実力以上の学費の発生する私学に通わせる等です。
もし、投資で一時的に給与をはるかに上回るお金を得たとしても、それはあくまでも一時的なものです。
永遠に続くとは限りません。
次の日には無価値になっている可能性も否定することはできません。
「生活水準はあくまでも給与水準を守ること」
「投資の資金はあくまでも余剰資金を捻出すること」
この2点を厳守する必要があると思います。
もちろん、一時的な贅沢品の浪費はご褒美として考えればいいと思います。
給与所得以上に生活レベルだけは絶対に上げてはいけないのです。