サラリーマンとしての仕事
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営業としての仕事を選ぶ
私は人とコミュニケーションを取ることが苦手でした。いや、今でも無理してお客とコミニケーションをとっています。
仕事を選択する中で、知識を蓄えて知識で商売するという選択も学生時代考えました。
営業なんて経験を詰んだところで何の財産にならないとまで思っていました。
それなのに、なぜ、今私は営業職をしているのでしょうか。
そう、私の弱点はコミュニケーション能力だからです。
最大の課題を仕事を使って解消できたら、いや、私の性格上環境を利用しないとすぐに音を上げてしまうことがよく分かっていたからです。
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労働環境
初配属された関東地区の営業所は地獄でした。関東はライバル会社が多く、営業にとって激戦区というのもあり、まさに社畜という言葉がたっぷりの営業所でした。
全国同一の商品を扱うわけですから、商品自体の市場競争力は普遍的なはずです。従って、営業が飽和状態の市場で営業数字を作るには、自らという付加価値を付けて販売するしか方法はないのです。
もちろん、ライバル会社が多い分、お客も高付加価値・低単価の商材に慣れており、求めるクオリティは田舎と比べて比較できないほど高いです。
朝は7時30分に出社、帰宅は毎日22時~23時です。ひどい時は昼食もとれませんでした。
22時に帰れたときは嬉しい気持ちになっていたくらいです。
「ああ・・・今日ははやく帰れたから疲れがとれるな・・・」
「今日は明日が土曜日だから仕事が終わるまでやっていこう」
土日こそ出勤はほとんどありませんでしたが、本当に忙しい時は25連勤くらいした記憶があります。
幸いにも残業代が付く会社なので、給与面はかなり恵まれていたとは思いますが、精神面でかなり追い込まれていたと思います。
土日があったとしても一日は疲労回復に割かれてしまいます。
その後、実家が東海地区ということもあり、東海地区の営業所に転勤することになりました。
職場環境はガラッと変わり、同じ市場でも土地によってこれほど変わるのかと驚かされました。
出社時間は朝7:30分と変わりませんが、定時に帰ろうと思えば調整して簡単に帰れますし、日中疲れて休憩しようと思えばまた簡単に休憩がとれます。
以前は運転中睡魔に襲われても気合で運転しておりましたが、今は安全のためにコンビニに駐車して仮眠をとります。
どうしても営業時間内に客先を回るため、帰社後に事務処理をすることになります。雑務に関しては事務員が対応してくれますが、営業成績に直結する仕事だけは自分でやらないと気が済みません。
今の平均帰宅時間は20時くらいでしょうか。前の環境が悪すぎたせいか、全く苦痛に感じておりません。
日中の仕事の密度も薄くなりましたので、労働時間は半分以下になった感覚です。
正直、残業代が減った分年収ベースで20%ほど減りましたが、たった20%ほどの給与であの地獄をやれと言われてももう二度と味わいたくありません。
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給与
年収で600万程度です。
29歳ですが、今の仕事内容でこんなにも頂ければ十分ではないかと思います。
給与も労働環境も今は特に不満もありません。
さらに、マンションは会社の法人契約で半額補助があります。
家賃と駐車場で月12万発生しているはずですが、半額の6万を給与としてプラスで渡されるわけではなく、6万を給与から天引きされる形なので、額面に換算すると月8,9万、年間100万くらいの効果ではないでしょうか。
これは年収600万といっても、給与所得にて実質700万程度と同じということです。